現在の日本では、「読書離れ」という言葉があります。しかしそれでも、実力のある大御所作家さんや中堅作家さんの本は固定ファンによって愛されています。
それに、毎月のように新人作家が誕生して、次々にヒット作が書店に並びます。では、気になる作家さんの「印税」はどのくらいもらえるんでしょうか?
印税の計算方法があるんでしょうか?
作家の印税の計算方法で重要なこと
作家と言えば、「小説家」と「漫画家」を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
どちらとも、「印税で左団扇なんでしょ?」というイメージもあると思いますが、実際にはどうなんでしょうか?
印税とはそもそも、その書籍の値段の5~10パーセントの収入のことです。
そのため、世界中で売れている漫画が1冊400円(日本円)の場合だと、40円の収入になります。
それに、出版社ごとに印税は契約をするので、これより上ということもあります。売れっ子になれば、印税のパーセントは上がります。
これはどのジャンルのビジネスでも同じことが言えますよね?利益を上げてくれる人には優遇されるわけです。
覚えておくべき2種類の印税契約とは?
印税の契約には、大きく分けて二つに分かれます。
1、刷り部数契約
刷った部数(発行した部数)の分だけ印税が手に入る契約。この時は例え売れなくても、刷った分だけは収入が保証されます。
2、実売契約
実際に売買された部数を、3か月や6か月と集計して印税として著者に支払う契約。これのデメリットは、売れないと収入にならないことです。
またこれには「初版保証」という契約もあります。それは、初版発行した時に、初版の40~70パーセントの印税を保証するというものです。
印税の計算方法のまとめ
作家にとって、小説や漫画を書き(描き)続けるためには、収入は不可欠です。
そのため、印税の契約はしっかりしないといけません。
ですが、まだデビューしていない人が、印税の計算ばかりをしていても「捕らぬ狸の皮算用」となります。お金の計算方法を知っていても、実力がなければこの世界は厳しいのです。
これから小説を書く人も、漫画を描く人も、作家活動をするために「実力」や「技術」は必要ですが、そのためにはある程度のお金の仕組みを知っておくと良いと思います。