小説印税

村上春樹の『ノルウェイの森』の印税はどのくらいなのか?

今でこそ、「作家村上春樹さん」と言えば、日本文学の中でも知名度がある作家さんですね。

では、村上春樹さんはどんな方なんでしょうか?

そして、作品の中の「ノルウェイの森」とは、どんな作品でどれだけ発行されたのでしょうか?

 ベストセラー作家の村上春樹はどんな人なのか?

村上春樹さんは、1949年1月12日生まれで、兵庫県育ちです。

1979年に「風の歌を聴け」という作品を執筆し、群像新人文学賞を受賞しました。この作品によって、デビューしたのです。

 

そして1987年に「ノルウェイの森」を発表。

この「ノルウェイの森」をきっかけに村上春樹ブームが起き、社会現象となります。

また、村上春樹さんんは国内外でも人気が高い作家さんの一人です。

(作品としてはほかに、「羊をめぐる冒険」、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」、「ねじまき島クロニクル」、「海辺のカフカ」、「1Q84」、「騎士団長殺し」などがあります)

 いまだに売れ続けているノルウェイの森はどんな話なのか?

あらすじはこうです。

主人公が37歳の時、ハンブルク空港に到着する飛行機の中で、BGMでビートルズの曲を聞きます。

それが「ノルウェーの森」です。

そして激しく主人公は混乱を覚え、学生時代を思い出す……。

共闘時代が背景となった小説なので、青年たちのやり場のない思いがつづられています。

 

村上春樹さんの5作品目の作品です。

 ノルウェイの森の発行部数はどのくらいなのか?

単行本の発行部数は、

上巻 238万部

下巻 211万部

(2008年時点、計449万部)

また、単行本、文庫本を含めた日本国内の発行部数は878万部。

(2008年時点)

増刷すると、1000万3400部となりました。

(2009年8月5日時点)

 

ちなみに余談ですが、上巻だけで見れば、後に「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一)に抜かれるまで、日本国内の小説単行本の発行部数は歴代の中でも1位でした。

 ノルウェイの森の印税はどのくらいか?

単行本と文庫本は、もちろん値段が違います。

増刷された時も、それが単行本だけとは言えません。

 

だからこの場合、単行本の値段(1404円)と文庫本の値段(605円)を合わせて2で割ります。

印税のパーセントは、人気度や知名度によって左右しますが、ここでは10パーセントとします。

(もちろん、村上春樹ファンが大勢いることを見れば、10パーセントではないでしょう。しかし、どこまで数を数えるかはわからないので、あくまで仮定の話で10パーセントとします)

2009年8月5日時点で、1000万部を超えました。

つまり、

 

1000円(値段) × 0.1(パーセント) × 1000(万部)=10億円

 

ということになります。

 

村上春樹の印税のまとめ

近年では「騎士団長殺し」で再び有名になった作家村上春樹さん。

今後、どのような作品を輩出するのか、とても気になる作家の一人ですね。

 

上記の金額は国内だけの金額になります。

海外でも人気の小説家なので、収入はハンパないですね。

 

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