小説というジャンルで、近年注目を浴びているのは「ライトノベル」でしょう。
サイズは文庫本で、有名な賞で言えば
・角川スニーカー文庫
・富士見ファンタジア文庫
・MF文庫J
・電撃文庫
・ファミ通文庫
などがあり、年々投稿作品数もうなぎ上りで、「ライトノベルでデビューしたい」という新人さんも多くいます。
では、ライトノベルの印税はいくらくらいなんでしょうか?
ライトノベルの印税と生活について
作家がもらえる印税は、約10パーセントだと言われています。
出版した本が、例えば1冊500円だとすれば、作家の収入は1冊あたり50円もらえます。1万部売れたとしても、50万円だけです。
年収300万円ぐらいが欲しいとして、それなら1年に何冊出版するべきか?
答えは6冊かそれ以上です。
つまり、2か月に1冊を出版しなければ食べていけませんし、それこそ筆が遅い(遅筆の)人だと苦労が絶えません。
作家だけで食べていくのは、それこそ、苦労の塊とも言えます。
なぜなら、書かないと出版されないので、そうしたら印税なんて入ってきません。
例えば、超売れっ子のライトノベル作家さんだって、初めは何年も売れずに働きながら書いていたという話は有名です。
「楽して生きていきたい」
でもそれは、かなりの賭博人生です。
もし家族を養わないといけないのならば、それこそ、毎日無理をしてでも書かないといけないのです。
ライトノベルの印税についてのまとめ
どんな職業にだって、「下積み生活」は必要不可欠であり、避けられません。
下積み10年なんて人もいれば、下積み1年でスピードデビューなんて人も中にはいます。
しかし、それでも安定して食べていけるわけではありませんので、かけもちして働くことをおすすめします。
「印税で暮らしたい!」
誰だって1度はそう考えますが、ライトノベルだけではなく、一般文芸、または漫画だってそんなうまい話はないのです。
それに、一日中机に向かっているよりも、外に出た方がいいアイディアだって浮かぶかもしれません。
「継続は力なり」
とは言いますが、継続に勝るものはありません。
1ページでも書けなければ、この世界は苦しいのです。